第7回 NPO 全国精神障害者団体連合会・東京大会宣言文 東京大会宣言
21世紀を迎え、1993年の東京での結成大会以来10年目にして、原点の地東京において全国各地からの参加者とともに「第7回 NPO 全国精神障害者団体連合会・東京大会」を開催することができました。
未だに私達精神障害者にとっては生きにくい状況が続いております。精神科特例も完全に撤廃されていません。社会的入院とされる入院患者に対し、10年以内に7万人を地域に受け皿を作って退院させるとの厚生労働省の方針が決定されたのはつい最近のことです。私達が10年前から訴え続けてきたことです。
さらに、政府は精神障害者が起こした重大犯罪に対し、現法律内で対応すべきとの多くの精神障害者団体、関連団体からの反対声明を無視する形でこの秋に国会に新しい法案を上程するための準備を着々と進めています。私達はこの法案は内容的に多くの問題があるので、あらゆる組織と共闘して最後まで反対していきます。地域においても私達精神障害者は常に偏見・差別の対象とされ続けています。社会の人たちの私達に対する無知が偏見・差別の根源です。マスコミ各社がテレビ、新聞などで精神障害者の犯罪を大々的に報道しています。その報道を目の当たりにすれば、精神障害者は恐ろしい存在としか理解できないでしょう。マスコミ各社に強く抗議し続けましょう。
私達が地域で安心して生活してゆくためには、まず安心してかかれる精神医療がなくてはなりません。そして、仕事ができない仲間達の多くは、共同作業所や地域生活支援センターに通所しています。仕事がしたくても病状が不安定であったり、睡眠障害に悩まされたりして、なかなか仕事に就くことも困難です。いまだに精神障害者は法定雇用率にも入っていません。私達は一日も早く元気を取り戻し、社会で働きたいと願っています。さらに欠格条項が未だに多く存在し、私達の社会参加を拒んでいます。
このような厳しい状況の中、私達は全国からここ東京に集い合いました。今年はアジア太平洋障害者の10年の最終年です。みんなの力で、まず遅れた日本を変えましょう。さらに私達が力を付けアジアの仲間のための支援を目指しましょう。
この東京大会を契機として、21世紀における全国各地の当事者運動のより一層の発展を共々誓い合い、21世紀こそ私達も社会の大切な一員となることを参加者全員で決意しましょう。2002年10月6日
第7回 NPO 全国精神障害者団体連合会・東京大会実行委員会
委員長 小金澤 正治
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