以下のような,内容で緊急集会を開きます。
広島ですが,皆さんのご参加を呼びかけます。
心神喪失者等処遇制度(新法案)を考える緊急集会へのご案内
政府は,昨年6月の池田小学校での事件をきっかけとして,2002年3月18日に,「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察に関する法律案」(以下,新法案)を国会に上程しています。
この新法案は,重大な犯罪行為に該当する行為を行ったとされる精神障害者で責任能力がないと判断され,刑事責任を問えないと判断された者に対して,裁判官と精神科医師が1名づつで構成される合議体が,犯罪行為に該当する行為をしたと認定して,「再犯のおそれ」が否定できないと判断すれば,無期限の強制入院や期間付きの強制通院を命じることができる制度を導入しようとするものです。
新法案によれば,重大な犯罪該当行為を起こした精神障害者に,「再犯のおそれ」が否定できないときに,無期限の強制入院がなされうることになりますが,「再犯のおそれ」の判断は医学的にも困難なものとされています。また,犯罪事実の認定が前提とされていますが,この事実認定を行う手続きが極めて簡素化されており,弁護士である付添人が選任されても十分な権限が付与されておらず,憲法上の権利である適正手続の保障(憲法31条)もみたされているとはいえません。
そこで,この新法案が国会で成立してしまったら,心の病を持つ人や私たちの社会にどのような影響をもたらすのか,深く考えていきたいと思います。
日時 2002年6月7日(金)午後5時30分から午後8時まで
場所 広島弁護士会館 5階
(広島地方裁判所の敷地の北西の角)
講師 伊賀興一さん(弁護士・日弁連刑事法制委員会副委員長)
日弁連の刑事法制委員会の精神医療問題小委員会の委員長を務め,日弁連でこの法案に最も詳しい弁護士です。
山岡信明さん(精神科医・国立療養所賀茂病院第2精神科医長)
精神科医の現場から,この新法案がどのような状況を医療の現場や社会にもたらすかをお話しいただきます。
主催 広島弁護士会
広島市中区上八丁堀2番66号(TEL 082−228−0230)
池田小学校事件および特別立法に関連する声明一覧 「心身喪失者医療観察法案」 国会審議等 「重大な犯罪行為をした精神障害者」問題 法務省・厚生労働省合同検討会 重大犯障害者の処遇法案〜与党・政府の動向 「隔離新法」 国会上程反対 速報! 国会議事堂前抗議行動! 心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律(案)(更新020324)
- 新法骨子関連 2002年2月14日
- ・自由民主党 触法及び精神医療に関するプロジェクトチーム第11回会合 <議事次第>
- ・重大な触法行為をした精神障害者に対する新たな処遇制度(案)の骨子
- ・精神障害者の保健・医療・福祉の総合計画(仮称)に盛り込むことを検討中の主な内容
- ・触法処遇制度(案)骨子【図】
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